バンドヒーター
バンドヒーター
成形機などに一般的に使用されるバンドヒーターですが当社ではその内径及び幅等のサイズに従い材料の厚さ等を定め、容量やワット密度に対して最適な発熱線の選定を行うことで長い寿命を持ったバンドヒーターとしてご好評頂いております。
仕様
ヒーター種類 | 製作可能径(φ) | 幅(W)mm | 最高使用温度 | 製作可能許容電流(A) | 製作可能許容電圧(Ⅴ) |
---|---|---|---|---|---|
標準型バンドヒーター | φ50 | 25~400 | 350℃ | 端子式[25A以下] 端子レス式[7A以下] |
480V以下 |
フレキシブル型バンドヒーター シールドフレキシブル型バンドヒーター |
ヒーターの形状は端子位置、ヒーター割口、締付ボルトの位置などの組み合わせによっていくつかのタイプがあります。図(BH-1~BH-3)は基本形状になります。
大きい径のヒーターなどは、ヒーターを2~4分割したものも製作可能です。
ヒーターが2分割以上のものは直列、並列結線などの接続方法をご指示下さい。尚、幅寸法は25mm以上400mm以下となります。
その他、基本形状以外にも製作致しますのでご相談下さい。
-
BH-1
-
BH-2
-
BH-3
製品タイプ
標準型バンドヒーター
成形機などに一般的に使用されるバンドヒーター
当社ではヒーターサイズ、種類によって最適な材料や厚さ、締め付けボルトのサイズ等、設計基準を設けております。
そのことにより長く使えるヒーターとしてご好評頂いております。
ヒーター形状も2分割品、端子カバー付き品や、穴加工、切り欠き加工など様々なバリエーションがありますのでお問い合わせ下さい。
フレキシブル型バンドヒーター
被加熱体への密着性をさらに高める為にヒーターに柔軟性を持たせたバンドヒーター。
ヒーターケースに薄い鋼材を使用、ケースの幅側面に切込みを設けることで、バンド締め付けの際にヒーターを容易に密着させることができます。
標準型バンドヒーターより高ワット密度の設定が可能となります。さらに柔軟性があるのでヒーター割り口を広げての装着が容易となります。
但し、ケースの両幅側面切込み部からの異物侵入にはご注意下さい。故障の原因になります。
シールドフレキシブル型バンドヒーター
フレキシブル型同様、ヒーターのケースに薄い鋼材を使用し柔軟性を持たせ密着性を高めたバンドヒーター。
フレキシブル型ヒーター同様の薄い鋼材構成としながら幅側面の切込みを無くした構造とすることで、フレキシブル型ヒーターの欠点である異物の侵入を軽減させます。
装着時のヒーター割り口の開きはフレキシブル型には劣りますが、ヒーターの密着性は損なわない構造となっています。
端子レス型バンドヒーター
端子部の突出部が無くヒーター取り付け部に寸法制約がある場合に有効なバンドヒーター。
発熱線から直接リード線を接続したヒーターです。端子が無いことでリード引き出し口をコンパクト化できるため狭小空間や干渉物がある際にお勧めです。
なお、構造上絶縁が保たれにくい為、電流値7Aまでとしています。また、リード線を直接接続しているのでリード線の交換は出来ません。
ヒーターとバンドが一体化
シリンダーへの装着が極めて容易な形状。
当社のバンドヒーターでは簡単に装着ができる様にヒーターケースとバンドを固定する爪を設けております。
爪があることで装着時のヒーターケースとバンドのズレによる不具合を抑える事ができます。
(注)ヒーターの種類やサイズによっては固定爪が取り付けられない場合があります。